できるだけ簡単にSynergyを導入してキーボード、マウス、クリップボードを共有する

サブマシン(Windows)を使っていて、メインのUbuntuとサブでキーボードやマウスを行ったり来たりしなきゃいけないのがうっとしくて我慢の限界なのでSynergyを導入することにした。
本家Synergyは数年ほど更新されておらず、きもちわるいのでSynergy+を導入する。
自分の環境ではキーボード、マウス、クリップボード、音量調整*1なんかが共有できるみたい。以下手順。

synergy-plus - Project Hosting on Google Code
http://code.google.com/p/synergy-plus/

前提:

  • Ubuntuマシンに接続されているキーボードとマウスを他のマシンと共有する。
  • WindowsマシンはXPSP3。
  • Ubuntuはlucid32bit。
  • LANが正常に動作している。
  1. とりあえず先にWindowsマシンに導入しておく。通常なら"synergy-plus-1.3.5-rc-Windows-x86.exe"をインストール。Use another conputer〜にチェック、Other Computer's hostにUbuntuマシンのコンピュータ名*2を入力し、Startをクリック。AutoStartの設定もすませておく。
  2. QuickSynergyでSynergyの設定ファイルを簡単につくることができるので、まずQuickSynergyをインストールする。同時に本家Synergyが依存でインストールされる。
  3. QuickSynergyを起動し、モニタをくっつけたい方向にある空欄に、つなげたいマシンのコンピュータ名*3を入力し、Executeをクリック。
  4. 正常な動作を確認できたら、QuickSynergyでできたSynergyの設定ファイルを↓のようにコピーする。
  5. cp ~/.quicksynergy/synergy.conf ~/.synergy.conf
  6. 自動起動させるために"synergys"*4を"自動起動するアプリ"に登録する。
  7. Synergy+を導入する場合はQuickSynergyは用済みなので本家synergyとともにアンインストールしてからそのあと、Synergy+をインストールする。(依存が壊れるため。コマンドは同じsynergys。)

共有している機器を別のマシンの操作に切り替えるには、マウスカーソルでもってモニタの境を超えさせることで行える。
たまに切れるときはUbuntu再起動が有効。原因なんだろ。VirtualBoxVMWareのケットワーク関連があやしい。
(追記:synergyの接続が寸断することがあったが、Windows側のホスト名指定でUbuntuのホスト名の最後に「.(ドット)」をつけるとうまく行った。おそらく同じような原因でWindows側からUbuntuのファイルにアクセスすることもできない。explorerのアドレスに「¥¥[Ubuntuのホスト名].」と打ち込むと同じくアクセスできるようだ。なぜドットが必要なのか色々調べてみたが今持ってわからない。ホスト名(コンピュータ名)解決がうまくできていないようだ。どうやらnetBIOS絡みらしい。sambaに問題があるのかもしれない。)
あとはサウンドが共有出来れば満足できるんだがなかなか思い通りにはいかず。windows版pulseaudioでいける気がしたのだが。

*1:キーボード付属のボリューム。

*2:hostnameとも。

*3:hostnameとも。

*4:synergysの末尾のsはサーバのs